VPNでZoom/Teamsが繋がらない・音声が途切れる原因と対処
VPN接続中にZoomやMicrosoft Teamsで「会議に入れない」「接続が不安定」「音声が途切れる」「映像が固まる」などが起きる場合、原因はVPNそのものだけでなく、UDPが通らない(会社・公共Wi-Fiの制限)/遅延・ジッター/NATやファイアウォール/DNS相性/VPNサーバーの距離と混雑など複数に分かれます。ここでは、仕事用途で再現しやすい順に切り分けて、安定させる設定をまとめます。
まず切り分け:VPNが原因かを確定する
- VPNをOFFにしてZoom/Teamsが安定するか確認(同じ回線・同じ端末で)
- OFFで直る → VPN起因(経路・プロトコル・DNS・サーバー距離など)
- OFFでも不安定 → 回線/Wi-Fi/端末負荷、または会議システム側の障害の可能性
VPN起因が濃厚なら、次の「効く順」で試してください。
最短で改善しやすい対処(効く順)
1)VPNサーバーを「近い地域」にする(距離と遅延を減らす)
Web会議は遅延だけでなくジッター(揺れ)に弱く、遠い国に繋ぐほど音声・映像が乱れやすくなります。まずは日本など近いサーバーに切り替えて比較してください。
2)VPNのプロトコルを変更する(UDPが通りやすい経路を探す)
同じVPNでもプロトコルで安定性が変わります。目安としてWireGuard系 → OpenVPN(UDP) → IKEv2 → OpenVPN(TCP)の順に試し、音声の途切れや映像の停止が改善するか確認します。
3)会社・公共Wi-Fiで起きるなら「UDP遮断」を疑う
Zoom/Teamsは低遅延のためにUDPを使えると安定しやすい一方、職場ネットワークや公共Wi-FiではUDPが制限されて、TCPへフォールバックして遅延や途切れが増えることがあります。
- 症状の目安:参加はできるが音声がプツプツ/映像が固まる/画面共有が重い
- 切り分け:モバイル回線(テザリング)に切り替えると改善するか
職場ネットワークで再現する場合は、ネットワーク管理者に「Zoom/Teamsの公式ネットワーク要件(UDP/TCP/ポート)」の許可可否を確認してもらうのが確実です。
4)Zoom/TeamsだけVPNを通さない(スプリットトンネル)
目的が「公共Wi-Fiの保護」などで、会議までVPN必須でないなら、最も安定するのはZoom/Teams(またはブラウザ)だけVPN対象外にする運用です。VPNアプリにスプリットトンネル(除外設定)がある場合は試してください。
5)DNSを見直す(参加URLが開かない/サインインが詰まるとき)
「会議リンクが開かない」「サインインが失敗する」「一部だけ読み込みが止まる」は、DNS相性が原因のことがあります。VPNアプリにDNS設定がある場合は切り替え、改善するか確認します。
6)回線・端末側の詰まりを潰す(ジッター対策)
- 可能なら有線LANで参加(Wi-Fiの揺れを除外)
- Wi-Fiなら5GHz優先、ルーターに近づく
- 会議中はアップロード(クラウド同期/動画アップロード)を止める
- 端末の高負荷(録画・配信・重いアプリ)を止める
それでも不安定:原因を絞るチェック項目
VPNは繋がるのに通信できない/真っ白になる
DNSや経路問題で「接続はしているが通信できない」状態の可能性があります。
特定のアプリだけ不調(Zoom/Teamsだけ)
VPN側のブロック機能や、サービス側の判定で特定アプリだけ不調になることがあります。
まず基本から総点検したい
仕事で安定させたいなら:用途に合うVPNを選ぶ
Web会議の安定性は、近距離サーバーの充実・混雑耐性・プロトコル選択肢・再接続の強さで差が出ます。会議が止まるのを避けたい場合は、安定性重視の候補をランキングで確認してください。
まとめ:近いサーバー→プロトコル変更→UDP遮断の切り分けが最短
VPNでZoom/Teamsが不安定なときは、まず近いサーバーに切り替え、プロトコルを変更して改善するか確認します。職場や公共Wi-Fiでだけ起きるならUDP遮断が疑わしいため、モバイル回線で切り分け、必要ならスプリットトンネル(会議だけ除外)で安定させるのが現実的です。


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