VPNがモバイル回線では繋がるのにWi-Fiだと繋がらない原因
こちらの記事は症状特化記事になります。基本チェックがまだの方はこちらから。
モバイル回線(4G/5G)ではVPNが繋がるのに、Wi-Fiにすると繋がらない場合は、VPNアプリではなくWi-Fi側(ルーター/回線/ネットワーク制限)に原因があることがほとんどです。特に多いのがDNS設定、ルーターのフィルタ、MTU相性、公共Wi-Fiの制限です。復旧しやすい順で切り分ければ、最短で直せます。
まずはこれだけ:最短で直すチェックリスト(上から順に)
- 別のWi-Fiに繋いで試す(自宅Wi-Fiの問題か切り分け)
- ルーターと端末を再起動(詰まりをリセット)
- VPNサーバーを変更(近い国/都市、同じ国の別サーバー)
- VPNプロトコルを変更(WireGuard→OpenVPN(UDP)→IKEv2→OpenVPN(TCP))
- ルーターのDNS設定を見直す(手動DNS/フィルタDNSを一旦外す)
- 公共Wi-Fiなら制限を疑う(ポート制限/フィルタでVPNが通らない)
ここで復旧すれば、原因は「ルーター側」か「ネットワーク制限」です。まだ繋がらない場合は、原因別に潰します。
原因1:公共Wi-Fiの制限でVPNが通らない(ホテル/カフェ/会社で多い)
公共Wi-Fiや会社・学校のネットワークは、VPN通信をブロックしていることがあります。特にUDP通信が制限されると、WireGuardやOpenVPN(UDP)が繋がりにくくなります。
対処手順
- OpenVPN(TCP)に切り替える(制限回避に強いことがあります)
- 別のサーバー(近い国/都市)に変更する
- 可能なら別回線(テザリング)で切り分ける
原因2:ルーターのDNS設定やフィルタが邪魔している
ルーターで手動DNSやフィルタ(ペアレンタルコントロール、広告ブロック、セキュリティ機能)を有効にしていると、VPNが接続できない・接続後に通信できないことがあります。
対処手順
- ルーターのDNSを自動(推奨)に戻す
- フィルタ機能(セキュリティ/広告ブロック/ペアレンタル)を一時的にOFFにして確認
- 改善したら、VPN利用時だけ例外設定ができるか確認する
原因3:MTU相性で接続が不安定(繋がらない/途中で落ちる)
MTU(1回の通信で送れる最大サイズ)の相性が悪いと、VPNのハンドシェイクが通りにくくなったり、接続してもすぐ切れたりします。
対処手順
- まずはプロトコルを変更する(これだけで改善することが多いです)
- ルーター再起動後に再接続する
- どうしても改善しない場合は、ルーター側のMTU設定が触れるなら見直します(触れないならプロトコル変更とサーバー変更で逃げるのが現実的です)
原因4:ルーターのファイアウォール/ポート制限
ルーターや回線の設定で、特定の通信が遮断されているとVPNが通りません。特に「ゲストWi-Fi」や「フィルタ強め」の設定だと起きやすいです。
対処手順
- ゲストWi-Fiではなく通常のSSIDに接続する
- ルーターのセキュリティ機能を一時OFFにして確認する
- 可能なら別のWi-Fiルーターやテザリングで切り分ける
端末別:つまずきやすいポイント
iPhone(iOS)
- 同じWi-Fiで他端末が繋がるか確認して、ルーター問題か切り分けます
- 公共Wi-Fiで繋がらない場合は、プロトコルをOpenVPN(TCP)にして試します
Android
- Wi-Fiの「詳細設定」で、DNSやプロキシが手動になっていないか確認します
- Private DNSやDNS系アプリの併用がある場合は一時停止して切り分けます
Windows / Mac
- セキュリティソフトや企業ネットワークの制限がある場合は、別回線での切り分けが早いです
- プロトコル変更とサーバー変更を優先してください
よくある質問(FAQ)
家のWi-Fiだけ繋がりません
ルーターDNSやフィルタ機能が原因になりやすいです。DNSを自動に戻し、フィルタを一時OFFで確認してください。
ホテルやカフェのWi-Fiで繋がりません
公共Wi-Fiのポート制限が濃厚です。OpenVPN(TCP)を試し、ダメならテザリングで切り分けてください。
繋がってもすぐ落ちます
MTU相性や回線の瞬断が原因になりがちです。プロトコル変更とルーター再起動を優先してください。
まとめ:復旧の順番はこれでOK
Wi-FiでだけVPNが繋がらない場合は、別Wi-Fiで切り分け→ルーター再起動→サーバー変更→プロトコル変更→DNS/フィルタ→公共Wi-Fi制限の順が最短です。それでも安定しない場合は、回線制限でも繋がりやすいVPNを選ぶのが早いので、VPNおすすめランキングから候補を選んで試してください。
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