VPNを使っていると「遅い」「動画が止まる」と感じることがあります。多くの場合は、サーバー選び・プロトコル・回線環境を見直すだけで改善できます。この記事では、初心者でもできるVPN速度改善の方法を手順どおりに解説します。
まずは結論:最優先で試す3つ
- 近い国・都市のサーバーに変更する(同じ国でも別サーバーを試す)
- プロトコルをWireGuard(またはOpenVPN UDP)に切り替える
- Wi-Fiを見直す(5GHzに切替/可能なら有線)
VPNが遅くなる主な原因
- サーバーの混雑:人気ロケーションは利用者が集中しやすいです。
- 距離の問題:遠い国のサーバーは遅延が増えやすいです。
- プロトコル設定:環境に合わない方式だと速度が出にくいです。
- 回線環境:Wi-Fi干渉、ルーター不調、ISP側の混雑などが影響します。
症状別:遅い原因を深掘りする(当てはまるものだけ確認)
手順を試しても改善しない場合は、原因を切り分けるほど早く解決できます。以下は本記事(親)から深掘りするための症状別ガイドです。
- VPNが遅いときの改善方法(原因と対処のチェックリスト)
- VPNが遅いのは自分のせい?回線側とVPN側を切り分ける方法
- VPNが特定の時間帯だけ遅い(夜以外も)原因|混雑を避ける設定
- VPNが遅い原因がMTUだった|スマホ/PCで詰まりやすい設定の直し方
- VPNのDNS設定で逆に遅くなる/繋がらない原因|DoH/DoTも含めて整理
- WireGuard VPNで速度が出ない原因と改善方法|最速にする設定手順
- VPNでPingが上がる原因と下げ方|ゲーム/通話がラグいときの対処
速度改善の方法(順番どおりに試す)
1. サーバーを変更する(最も効果が出やすい)
- 地理的に近い国・都市のサーバーを選びます。
- 同じ国でも別サーバーに切り替えて混雑を回避します。
「夜だけ遅い」「特定の時間帯だけ遅い」など混雑が疑わしい場合は、時間帯による遅さの対処もあわせて確認してください。
2. VPNプロトコルを切り替える
- WireGuard:軽量で高速になりやすいです。
- OpenVPN(UDP):速度重視で安定しやすいです。
- OpenVPN(TCP):環境によっては安定性が上がります(速度は落ちやすいです)。
WireGuardに切り替えても速度が伸びない場合は、WireGuardで速度が出ない原因と改善も参考にしてください。
3. 回線環境を改善する
- Wi-Fiから有線接続に変えます。
- 5GHz帯に切り替えます(2.4GHzより干渉が少ないです)。
- ルーターを再起動して接続をリセットします。
「VPNが原因か、回線が原因か」を先に分けたい場合は、回線側とVPN側の切り分けが最短です。
4. バックグラウンド通信を止める
- クラウド同期やOSアップデートを一時停止します。
- 不要なアプリの通信を制限します。
5. DNSを高速なものに変更する
DNSがボトルネックになることがあります。端末またはルーター側でDNSを変更してみてください。
- 1.1.1.1(Cloudflare)
- 8.8.8.8(Google)
DNSを触ってから「逆に遅い」「繋がらない」などの不具合が出た場合は、DNS設定の落とし穴と対処も確認してください。
6. 混雑時間帯を避ける/接続先の国を見直す
夜間や週末は混雑しやすいです。動画視聴などは、接続先の国を必要最小限にして試してください。
「特定の時間帯だけ遅い」場合は、混雑を避ける設定と考え方もあわせてどうぞ。
7. それでも遅い場合は「VPN自体の性能」を疑う
サーバー数や最適化が弱いVPNだと、設定を工夫しても改善に限界があります。根本原因の切り分けはVPNが遅いときの改善方法でも解説しています。あわせて確認してください。
ゲーム・通話など「遅延(Ping)」が致命的な用途は、Pingが上がる原因と下げ方も参考になります。
参考:速度の測り方・プロトコル選び
速度テストで改善効果を確認する
- VPN切断時の速度を測定します。
- VPN接続時の速度を測定します。
- サーバー変更やプロトコル切替のたびに再測定して、どこで改善したかを確認します。
まとめ:改善できないなら「速いVPN」に切り替えるのが最短です
VPNの速度を改善するには、サーバー選び・プロトコル切替・回線環境の見直しが効果的です。それでも改善しない場合は、速度に強いVPNへ切り替えるのが最短ルートになります。
選び方の基準から整理したい場合は、VPNの選び方完全ガイドも先に読んでおくと迷いません。


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