VPNの暗号化技術を徹底解説|AES-256とWireGuardの安全性と速度の違い
「VPNって本当に安全なの?」という不安の答えは、VPNが使っている暗号化技術にあります。VPNは通信内容を“第三者が読めない形”に変換して送ることで、盗み見や改ざんのリスクを下げます。
この記事では、VPNでよく見かけるAES-256-GCMと、最新プロトコルWireGuard(ChaCha20-Poly1305)の違いを、初心者にも分かるように整理します。
VPNの基本構造がまだの方は → VPNの仕組み
VPNの暗号化とは何をしているのか?
VPNは、あなたの通信(Web閲覧・アプリ通信など)を暗号化してからインターネットに流します。暗号化された通信は、たとえWi-Fi管理者や第三者が途中で覗き見しても、内容が意味のない文字列(解読困難なデータ)としてしか見えません。
この仕組みによって、公共Wi-Fiなどで起こりやすい盗聴・なりすまし・改ざんのリスクを下げられます。
AES-256-GCMの特徴(堅牢で実績が多い)
AES(Advanced Encryption Standard)は世界的に広く使われている標準暗号で、VPNでは主にAES-256-GCMが採用されています。
ポイントは「256ビット鍵」という強力な暗号強度に加えて、GCMモードによる改ざん検知ができる点です。長年の実績があり、信頼性の高い方式として多くのVPNで使われています。
- 世界標準の暗号方式(採用実績が豊富)
- 強力な暗号強度(AES-256)
- 改ざん検知に強い(GCM)
よく見る例としては、OpenVPN / IKEv2 / IPsec などでAESが使われることが多いです(VPN側の実装によって異なります)。
WireGuard(ChaCha20-Poly1305)の特徴(高速で今の主流)
WireGuardは比較的新しいVPNプロトコルで、設計がシンプルで軽量なため、高速かつ安定しやすいのが特徴です。
暗号方式にはChaCha20-Poly1305が使われ、特にスマホやノートPCなど、環境によってはAESよりも高速になりやすいと言われています。
- 軽量で高速(体感が出やすい)
- 構造がシンプルで安全設計になりやすい
- 主要VPNが採用(WireGuard/独自実装含む)
結論として、多くの人はWireGuard対応VPNを選ぶと快適に使いやすいです。
AES-256とWireGuardの違いを比較
| 項目 | AES-256-GCM | WireGuard(ChaCha20-Poly1305) |
|---|---|---|
| 安全性 | 非常に高い(実績が豊富) | 非常に高い(最新設計) |
| 速度 | 高速(環境により差) | 非常に高速になりやすい(特にモバイル) |
| 安定性 | 実装次第(多機能で複雑になりがち) | シンプルで安定しやすい |
| 設定・導入 | やや複雑な場合がある | シンプル |
| 採用状況 | 長年の標準(OpenVPN / IPsec系) | 最新VPNの定番(WireGuard系) |
結局どちらが安全?初心者は「対応しているか」を見ればOK
AES-256-GCMもWireGuardも、どちらも現代の暗号技術として十分に強力です。大事なのは「どっちが上か」よりも、VPNが信頼できる運用をしているかです。
具体的には以下を満たしているVPNを選べば、暗号化面で失敗しにくくなります。
- WireGuard または AES-256-GCM に対応
- ノーログ方針が明記されている
- 運営実績があり、評判・透明性が高い
暗号化だけでなく、用途に合うかも重要です → VPNのメリット・デメリット
暗号化が強いVPNを選ぶならランキングで比較が早い
「技術は分かったけど、結局どれを選べばいい?」という場合は、対応プロトコルや安全性をまとめて比較できるランキングが最短です。
まとめ
VPNの安全性は、通信を守る暗号化技術と、運営の信頼性で決まります。主流は WireGuard と AES-256-GCM。この2つに対応し、ノーログ方針が明確なVPNを選べば、セキュリティと速度の両方で失敗しにくくなります。


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