VPNのDNS設定で逆に遅くなる/繋がらない原因|DoH/DoTも含めて整理

VPNのDNS設定で逆に遅くなる/繋がらない原因|DoH/DoTも含めて整理

 

こちらの記事は症状特化記事になります。基本チェックがまだの方はこちら、もしくはこちらや、こちらから。

VPNが遅くなった・一部サイトが開かない・接続できない…その原因がDNS設定のことがあります。特に「VPNアプリのDNS」「OSのプライベートDNS(DoT)」「ブラウザのDoH」が同時に有効になると、二重化・経路の不一致・ブロックが起きて“悪化”しやすいです。この記事では、DNSをいじって悪化する典型例を整理し、最適な組み合わせに戻す手順をまとめます。

先に結論:迷ったらこの組み合わせに戻す

  • VPNアプリ:DNSは「自動/推奨(VPN内DNS)」
  • OS:プライベートDNS(DoT)はOFF/自動(手動指定を解除)
  • ブラウザ:DoHはOFF、または「OSの設定に従う」

まずは上の“標準セット”に戻してから、必要な機能だけ段階的にONにすると再発しにくいです。

DNSで悪化する典型パターン(原因の全体像)

パターン1:VPN内DNSとDoH/DoTが二重になる

VPNでトンネル化しているのに、さらにDoH/DoTで外部DNSへ行こうとすると、到達できない・遅い・地域判定がズレるなどの症状が出ることがあります(特に公共Wi-Fiや制限回線)。

パターン2:DNSだけVPN外に出て挙動が破綻する(リーク/地域ズレ/ブロック)

IPはVPNでもDNSが外に出ると、CDNの配信先がズレたり、サイト側で不審判定になったりします。DNSリークの考え方は次も参考にしてください。

パターン3:キャプティブポータル(Wi-Fiログイン画面)と相性が悪い

ホテル・空港などのWi-Fiは、最初に同意/ログイン画面が必要です。VPNやDoH/DoTが先に動くと画面が出ず、結果として「繋がらない」に見えることがあります。まずWi-Fiの同意→その後VPNの順にします。

症状から当てる:DNSが原因っぽいサイン

  • VPNは「接続済み」だが特定サイトだけ開かない
  • 最初の表示が極端に遅い(ページの読み込み開始が遅い
  • アプリによっては動くのに、ブラウザだけ不調(ブラウザDoHが絡みやすい)
  • 日本サーバーなのに海外扱い・地域が揺れる(DNS/キャッシュが絡むことがある)

「繋がるのにネットが見れない」タイプは、DNS以外(MTU等)もあるので、こちらも併せて切り分けできます。

最短で直すチェックリスト(上から順に)

1)VPNアプリのDNSを「自動/推奨」に戻す

まずはVPNアプリ内でDNSをいじっている場合、標準(VPN内DNS)に戻します。独自DNS(例:1.1.1.1等)を指定していると、VPN経路と噛み合わず遅くなることがあります。

2)OSのプライベートDNS(DoT)をOFF/自動に戻す

Androidの「プライベートDNS」(DoT)は、VPNと二重化しやすい代表例です。設定を「自動」または「オフ」に戻して改善するか確認します。

3)ブラウザのDoHをOFF(またはOSに従う)

Chrome/Firefox等のDoHがONだと、OSやVPNのDNS設定を無視して独自に解決することがあり、除外設定(スプリットトンネル)や地域判定が崩れます。まずOFFで切り分けます。

4)広告ブロック/セキュリティ系のDNS機能を一時停止して切り分け

VPNアプリ内の広告/トラッカーブロックや、端末側のフィルタリングがDNSに介入していると詰まることがあります。一度OFFで改善するか確認し、改善するなら例外設定で運用します。

5)それでも遅いなら「サーバー変更」→「プロトコル変更」

DNSの先(経路や混雑)が原因のケースもあります。サーバー変更で改善するか、可能ならプロトコル変更(WireGuard系/UDP/TCP)で比較します。速度全般の切り分けは次が便利です。

おすすめの運用(事故りにくい順)

運用A:安定優先(基本はこれ)

  • VPN:DNSは自動/推奨
  • OS:プライベートDNSは自動/オフ
  • ブラウザ:DoHはオフ(またはOSに従う)

運用B:どうしてもDoH/DoTを使いたい

やるなら「どこで暗号化DNSを担うか」を1箇所に寄せます。

  • VPNがDNS保護を持つなら:OS/ブラウザのDoH/DoTはOFFにしてVPN側に寄せる
  • VPNを使わない時の保護が目的なら:VPN OFF時だけDoH/DoTを使う(VPN ON時は二重化しない)

DNSが直ったか確認する(3分)

設定変更後は、IP/DNS/WebRTCなどが混ざっていないかをまとめて確認すると安心です。

最短で安定させたいなら:ランキングへ(比較・最終判断はここ)

DNS周りの安定性は、VPNアプリの実装(DNS処理・再接続・ブロック機能)で差が出ます。設定を戻しても改善しない場合は、安定性重視の候補をランキングで確認してください。

VPNおすすめランキング(安定性重視で比較)

まとめ:DNSは“1箇所で握る”のが基本。二重化を解くと直りやすい

VPNのDNS設定で悪化する典型は、VPN内DNS+OSのDoT+ブラウザDoHの二重化、DNSリーク、キャプティブポータルとの相性です。迷ったら標準セット(VPNは自動DNS、OSのプライベートDNSはOFF/自動、ブラウザDoHはOFF)に戻し、段階的に設定を足していくと最短で安定します。

 

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