会社VPNと個人VPNの違いと併用の可否

リモートワークや外出先の作業が増えて、「会社VPNと個人VPNって何が違うの?」「同時に使って大丈夫?」と迷う人が増えています。本記事では、役割の違いを整理したうえで、規約違反や情報漏洩を起こしにくい“現実的な併用の考え方”をまとめます。

結論:併用の可否は「技術的にできるか」より会社ルールとリスクで決めます。迷ったら、仕事は会社VPN、私用は個人VPN(端末を分ける)が最も安全です。個人VPNを選ぶなら、最後はVPNおすすめランキングで比較して決めてください。

会社VPNと個人VPNの違い(目的・管理・ログの考え方)

項目 会社VPN 個人VPN
目的 社内システムへ安全に接続する(業務用途) 私用通信の暗号化・プライバシー保護
管理者 会社(情シス/委託先) VPN事業者(利用者が契約)
ログ・監査 業務としてログ監査が行われることがある ノーログ方針など、事業者の運用が鍵
優先されやすさ 会社VPNが優先(強制される)ことが多い 環境次第で不安定・切断が起きることがある

併用で起こりがちな3つのリスク

1)規約違反・監査リスク

会社PCや会社アカウントで、個人VPNの導入が禁止されているケースは珍しくありません。就業規則・情報セキュリティ規程・端末利用規程の範囲外で設定をいじると、トラブルの火種になります。

2)情報漏洩リスク(“仕事データが私用側に混ざる”)

併用で怖いのは「通信の暗号化」ではなく、仕事データが私用アプリや私用クラウドへ流れることです。例えば、個人アカウントのクラウド同期・個人用チャット・私用ブラウザ拡張など、運用が混ざるほど事故が起きやすくなります。

3)通信トラブル(繋がらない・遅い・DNSが変)

二重にVPNを通す(いわゆる二重トンネル)状態になると、ルーティングやDNSの相性で繋がらない/極端に遅いが起きやすくなります。原因切り分けが難しく、作業効率も落ちます。

現実的な併用設計(おすすめ順)

パターンA:端末を分ける(最も安全で揉めにくい)

  • 仕事用端末:会社VPNのみ(会社ルールに従う)
  • 私用端末:個人VPN(公共Wi-Fi・外出先・海外などで活用)

規約とデータの境界が明確になり、情報漏洩の事故が起きにくいです。

パターンB:私物端末で仕事をする場合は「時間で切り替える」

  • 業務中は会社VPNのみ(個人VPNはOFF)
  • 私用の通信を守りたいなら、業務を終えてから個人VPNをON
  • どうしても混ざるなら、業務用アカウント/業務用ブラウザを分けて運用する

「同時に重ねがけ」はトラブル要因になりやすいので、まずは切り替え運用が現実的です。

パターンC:外出先の公共Wi-Fiでの作業は“会社ルール優先”で守る

公共Wi-Fiの不安から個人VPNを重ねたくなりますが、まずは会社VPNが前提です。追加で不安なら、個人VPNの重ねがけよりテザリング(モバイル回線)など、ネットワーク自体を変える方が安定することもあります。

「個人VPNで会社にバレない」は基本期待しない

会社管理の端末や会社ネットワークでは、端末管理(MDM)やログ取得の仕組みで、VPN利用や通信状況が把握される可能性があります。隠す方向に寄せるとリスクが増えるので、会社ルールに沿って安全に運用するのが結局一番ラクです。仕組みと注意点は別記事で整理しています:会社でVPNを使うとバレる?仕組み・リスク・安全な使い方

困ったときの対処(繋がらない・遅い)

個人VPNを選ぶなら、最後はランキングで決める

私用通信を安全にする目的で個人VPNを使うなら、安定性と使いやすさで選ぶのが失敗しにくいです。候補はVPNおすすめランキングで比較できます。

まとめ

会社VPNと個人VPNは目的も管理者も違います。併用は「できるか」より規約と情報漏洩リスクで判断し、迷ったら仕事用と私用で端末を分けるのが最も安全です。個人VPNが必要なら、VPNおすすめランキングで条件に合うVPNに絞ってください。

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