VPNのKill Switchとは、VPN接続が切れた瞬間にインターネット通信を遮断し、VPNなしの状態で通信してしまう事故を防ぐ機能です。VPNは環境によって一時的に切断されることがあり、その瞬間にIPアドレスが露出すると、プライバシー面のリスクが高まります。この記事では、Kill Switchの仕組み・必要性・設定のコツを初心者向けに整理します。
VPNのKill Switchとは?仕組みをやさしく解説
Kill Switchは、VPNトンネルが切断されたことを検知すると、端末の通信を止めたり、特定アプリの通信だけを止めたりして、VPN外の経路で通信が流れるのを防ぐ仕組みです。具体的には次のような動きになります。
- VPNが切断される
- 端末の通信(または指定アプリの通信)を自動でブロックする
- VPNが復旧するまで通信を止める(設定によっては自動復帰)
なぜKill Switchが必要なのか?役立つ場面
Kill Switchが特に役立つのは、VPNが切れても気づきにくい状況です。
- 公共Wi-Fiや不安定な回線でVPN接続が途切れやすい
- 海外滞在で回線が頻繁に切り替わる(ホテル・寮・学内Wi-Fiなど)
- 常時VPNでプライバシー保護をしたい
- IP露出を避けたい用途(例:P2Pなど)でミスを減らしたい
あわせて、通信の漏れ方として代表的なDNSリークも確認しておくと安心です(VPNのDNSリークとは?)。
Kill Switchの種類(全体遮断とアプリ遮断)
Kill Switchには大きく2種類あります。VPNによって選べる場合があります。
- システム全体のKill Switch:VPNが切れると端末の通信を丸ごと止めます。漏れにくい反面、復旧までネットが使えません。
- アプリ単位のKill Switch:指定アプリだけ通信を止めます。普段の通信を残しつつ、守りたいアプリだけ保護したい人向けです。
デメリット:有効化すると「ネットが切れる」ことがある
Kill Switchは安全性のために通信を止めるので、状況によっては「ネットが使えない」と感じることがあります。たとえば、VPNが落ちたままの状態では、意図どおり通信がブロックされ続けます。利便性よりも漏れ防止を優先する機能なので、用途に合わせて設定してください。
Kill Switchの設定方法(一般的な手順)
- VPNアプリを開き、設定(Settings)に入ります。
- Kill Switch(または「ネットワーク保護」「接続が切れたら遮断」など)を有効化します。
- 設定できる場合は「全体遮断」か「アプリ単位」を選びます。
- 一度VPNを切断→再接続し、設定が反映されているか確認します。
動作確認の方法(簡単なテスト)
設定後は、必ず一度テストしてください。
- VPN接続中に、Wi-Fiを切る/機内モードにするなどして意図的にVPN接続を落とす(環境に応じて安全な範囲で行ってください)。
- VPNが切れた状態で、ブラウザやアプリが通信できない(または指定アプリだけ通信できない)ことを確認します。
- VPNを再接続し、通信が復帰するか確認します。
VPN選びのポイント:Kill Switchだけでなく「漏れ対策」をセットで見る
Kill Switchは重要ですが、単体では不十分な場合があります。プライバシー重視なら、次の条件も一緒に確認してください。
- ノーログ方針が明確(ノーログVPNとは?)
- ゼロログの確認ポイントが明示されている(ゼロログポリシーとは?)
- DNSリーク対策がある(DNSリークとは?)
- 主要プロトコルに対応(OpenVPNとWireGuardを徹底比較)
まとめ:Kill Switchは「うっかり漏れ」を防ぐ必須機能
Kill Switchを有効化しておけば、VPNが切れた瞬間の「うっかり漏れ」を防ぎやすくなります。安全性・漏れ対策まで含めてVPNを選ぶなら、まずはランキングで比較するのが最短です。


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